新潟市の大手菓子メーカー「亀田製菓」が、製造したせんべいに金属片が混入し、このせんべいを食べた宮城県の小学生が口にけがをしていたことがわかりました。亀田製菓は、ホームページで謝罪し品質管理を強化していくとしています。
亀田製菓によりますと、先月3日、宮城県の小学生の女の子が主力商品のせんべい「20枚ソフトサラダ」を食べたところ金属片が混ざっていて、口にけがをしたと、女の子の家族から連絡があったということです。
会社が調べたところ、混入していたのは長さ1センチほどの細い金属片で、新潟県阿賀野市にある工場で、製造ラインの清掃で使われる金属ブラシの一部と確認されました。工場では、せんべいが作られる2週間ほど前に、製造ラインで年に1度の清掃が行われたということで、その際に混入したのではないかということです。
亀田製菓は、女の子と家族に謝罪するとともに管轄の保健所に報告し、改善を指示されたということです。ブラシには、ほかに欠けている部分はなく、被害が拡大することはないとして商品の回収は行わないとしています。亀田製菓は、ホームページで「ご迷惑をおかけしたお客様に心よりおわび申し上げます。品質管理の一層の強化に努める所存です」と謝罪しました。
-- NHK NEWS WEB