スマートフォンの割安な料金プランを打ち出しているKDDIとソフトバンクに対抗するため、NTTドコモは、来月から特定の端末を新規に購入した利用者を対象に、月額の通信料金で一律1500円の値下げに踏み切ることを発表しました。
ドコモは24日、新サービスの発表会を開き、来月発売する新型のスマートフォン2機種を購入した利用者を対象に、新しい料金プランを打ち出すことを明らかにしました。
具体的には、個人向けや家族向けなどすべての料金プランで一律、月額の通信料金で1500円の値下げを行います。このうちデータ通信量の上限が2ギガで1回の通話が5分以内であればかけ放題となる個人向けプランの場合、月額4000円となります。さらに、2年に限って割引料金を適用し他社からの乗り換えを実質的に優遇してきた料金体系についても、長期に契約している利用者には不利だという批判を踏まえて、新たなプランでは廃止します。対象となる端末は、富士通とサムスン電子のそれぞれ2万円台から3万円台の新機種で、一部の機能を簡略化し、主に格安スマホで利用されている機種と同等のものとなります。
大手では、KDDIがグループ会社のブランド「UQモバイル」で、ソフトバンクが第2ブランドの「ワイモバイル」で、それぞれ割安な料金プランを出していますが、こうした動きと一線を画してきたドコモが値下げに踏み切ることで、各社の競争は一段と激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB