30日のニューヨーク株式市場は、OPEC=石油輸出国機構が減産に踏み切ることで最終合意したことを受けてエネルギー関連の銘柄を中心に買い注文が広がり、ダウ平均株価は、一時、取り引き時間中の最高値を更新しました。
30日のニューヨーク株式市場はOPECが8年ぶりに減産に踏み切ることで最終合意したと発表したことを受けて原油の先物価格が大きく上昇したため、エネルギー関連の銘柄を中心に買い注文が広がりました。
このためダウ平均株価は、一時前日より100ドル以上高い1万9225ドルまで値上がりし取り引き時間中の最高値を更新しました。しかし、その後は利益を確定するための売り注文も出てダウ平均株価は、結局前日より1ドル98セント高い1万9123ドル58セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「加盟国の対立を乗り越えてOPECが原油価格の上昇を図ろうと足並みをそろえたため、投資家は世界経済の先行きへの不透明感がいくぶん和らいだと好感している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB