「三菱東京UFJ銀行」は、小山田隆頭取が、体調不良を理由に就任から1年余りで退任し、新しい頭取には、三毛兼承副頭取が昇格する人事を決め、正式に発表しました。
発表によりますと、「三菱東京UFJ銀行」は、24日臨時の取締役会を開いて、小山田隆頭取(61)が来月14日付けで退任することを決めました。
三菱東京UFJ銀行では、通常頭取は4年程度務めていて、今回、小山田頭取が就任から1年余りで退任するのは異例のことです。小山田頭取は、持ち株会社の「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の取締役も退任し「三菱東京UFJ銀行」の特別顧問に就任します。
会見で「三菱東京UFJ銀行」の平野信行会長は、小山田頭取が退任する理由について「ことしの2月に、本人から体調が思わしくないという話があった。先週、19日には、本人から体調が思うにまかせず、職責を果たせないという申し出があり、やむをえないと判断した」と述べました。
また、小山田頭取が務めている「全国銀行協会」の会長職は、平野会長が引き継ぐ方針であることも明らかにしました。
一方、後任の頭取に決まった三毛氏は東京都出身の60歳。小山田氏と同じ昭和54年に、当時の三菱銀行に入行し、システムや国際企画の担当役員を歴任して去年から副頭取として国際部門を統括しています。
会見で、三毛氏は「大変な重責だが、全身全霊で職責を全うしたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB