24日、横浜市の食品加工会社の工場で、作業員16人が呼吸が苦しいと訴えて病院に搬送されました。いずれも症状は軽いということで、警察は冷凍した魚や機械を消毒するための薬品を調合中に誤った薬品が混ざり、塩素ガスが発生した可能性があると見て詳しい状況を調べています。
24日午前10時すぎ、横浜市磯子区新磯子町の冷凍マグロの加工会社「フーズシステム」で、複数の作業員が気分が悪くなったと消防に通報がありました。消防によりますと工場にいた作業員らが呼吸が苦しいと訴え、このうち16人が病院に搬送されました。警察によりますと、いずれも症状は軽いということです。
警察や会社によりますと、当時、工場内では冷凍した魚や加工する機械を殺菌・消毒するために消毒液を調合する作業が行われていて、その際、塩酸に誤って消毒や殺菌に使う次亜塩素酸ナトリウムを混ぜてしまったということです。これらの薬品が混ざると、塩素ガスが発生し、ガスを吸い込むと中毒症状になるということです。警察や消防は、塩素ガスが発生した可能性があると見て詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB