インドは、アフリカの50か国以上の金融の責任者を集めて、アフリカの経済発展について話し合う大規模な会議を開き、日本を重要なパートナーと位置づけ、今後、連携してインフラ投資などを加速していく方針を打ち出しました。
インド西部のグジャラート州では23日から26日まで、アフリカ開発銀行の総会が開かれ、アフリカの54か国などから、およそ3000人が参加しています。
23日の開幕式では、インドのモディ首相が演説し、「3年前に就任して以来、私はアフリカとの政治的、経済的な関係強化を最優先事項と位置づけている」と述べ、双方の関係が深まっていると強調しました。
そのうえで、アフリカの経済発展を支援するうえで日本を重要なパートナーとして位置づけ、今後、両国が連携してアフリカへのインンフラ投資や人材育成などを加速していく方針を打ち出しました。
日本は去年、アフリカに対し、今後3年間で官民挙げて総額3兆円の大規模な投資計画を表明しており、インドとしては日本の技術力を取り込みたい狙いがあります。
一方で、アフリカの各国では多くのインド系の移民や在外インド人がビジネスで成功を収めていて、日本企業の中にはインド人ネットワークを使ってアフリカへの進出を探る動きも出てきており、日本政府もこうした動きを後押ししたい考えです。
-- NHK NEWS WEB