去年、宮崎市で、市が所有する土地の草刈りを行ったあとマダニが媒介するウイルスの感染症で死亡した60代の嘱託職員の男性について、市は「公務災害」に当たるとして遺族への一時金などの支給を決めました。
公務災害が認められたのは、宮崎市高岡総合支所の嘱託職員だった60代の男性です。
宮崎市によりますと、この男性は去年9月、業務として市が所有する土地の草刈りを行い、翌月になってマダニが媒介するウイルスによる感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」で死亡しました。
男性の体にダニにかまれた痕があったことや、発症した時期などから、市は、草刈り中にマダニにかまれてSFTSを発症したと判断し、今月15日付けで公務災害に認定しました。
今後、市は、男性の遺族に一時金と遺族補償年金を支給することにしています。
宮崎市は「このような公務災害が起きないよう安全管理をさらに徹底したい」としています。
-- NHK NEWS WEB