贈答用として人気があるメロンの高級ブランド、「夕張メロン」のことし初めての競りが札幌市で行われました。最高値の2玉150万円で競り落とされたメロンは、産地・夕張市の小学校でふるまわれることになりました。
「夕張メロン」の初競りは、26日午前7時から札幌市の中央卸売市場で行われ、580玉が競りにかけられました。
ことしは春先に天候に恵まれたため順調に育ってサイズも去年より一回り大きいということで、競りが始まると、威勢のよい掛け声とともに瞬く間に値が上がり、最も高いものでは2玉150万円の値がつきました。
最高値のメロンを競り落とした札幌市の青果仲卸会社によりますと、これらのメロンは生産者への感謝の気持ちを込めて夕張市内の小学校に贈られ、給食でふるまわれるということです。
この会社の担当者は「初ものをプレゼントしたいと思っていたので、ほっとしました」と話していました。
また、初競りには夕張市の鈴木直道市長も立ち会い、「高い値段がつけられても地元で食べられることはありませんでした。とても感謝しています」と話していました。
-- NHK NEWS WEB