マンションなどの空き部屋を有料で貸し出す民泊を行っている京都市の不動産会社の社員らが民泊で出たごみを別のマンションのごみ置き場に不法に捨てたとして、警察は、この会社と社員など2人を廃棄物処理法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、京都市左京区の不動産会社といずれも中国籍の23歳の社員と31歳の元社員の2人です。警察によりますと、2人はことし2月、民泊用に貸し出している京都市内の3か所の部屋から出たワインの空き瓶や段ボールなどのごみを、市内の別のマンションのごみ置き場に持ち込んで不法に捨てた疑いが持たれています。
ごみは、重さが合わせておよそ7キロに上り、マンションの住民からの通報で警察が捜査したところ、防犯カメラに2人がごみを捨てる様子が写っていたということです。
警察によりますと、いずれも容疑を認め、「会社のごみ置き場がいっぱいになり、処理が面倒になったので近くのマンションで捨てた」などと話しているということです。
民泊に利用されている部屋の周辺ではごみの出し方などをめぐって住民とトラブルになるケースが相次いでいて、京都市などはマナーを守るよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB