大手通信会社、ソフトバンクグループがおよそ1年10か月在職し去年退職した前の副社長、ニケシュ・アローラ氏に報酬など合わせて349億円余りを支払うことがわかりました。
ニケシュ・アローラ氏はアメリカのIT大手「グーグル」で上級副社長を務めたあと、次期社長の有力な候補として入社しおととし「ソフトバンクグループ」の副社長に就きましたがその後、孫正義社長がみずから社長を続ける意向を示し、去年6月、突然、退任しました。
ソフトバンクグループはすでにアローラ氏に対し報酬や退職金など合わせて314億円を支払うとしていましたが、これに加えて去年4月から6月までの報酬として14億9900万円。
また、すでに50億円を支払っている退職金についても株価の上昇を受けて積み増し、合わせて88億4700万円を支払うことになりました。
これによりアローラ氏が受け取る報酬などはおよそ1年10か月の在職で合わせて349億4400万円に上ることになります。
-- NHK NEWS WEB