産業廃棄物として処理する必要がある大量のプラスチックを、都内のゴミ処理場に不法投棄したとして、収集運搬会社の前社長が警視庁に逮捕されました。不法投棄されたゴミ処理場は、プラスチックの撤去のため一部の焼却炉を2日間停止する影響が出ました。
逮捕されたのは東京・台東区にある廃棄物収集運搬会社「北信紙業」の前社長、高山昭二郎容疑者(75)です。
警視庁によりますと、去年10月、パチンコ店の広告などとして使われていた合わせて1トン余りのプラスチックを産業廃棄物として処理せず古紙に混ぜて都内のゴミ処理場に不法投棄した疑いが持たれています。
大量のプラスチックが不法投棄された新江東清掃工場は、一般ゴミの処理能力としては都内最大ですが、燃え残ったプラスチックの撤去などのために一部の焼却炉を2日間停止する影響が出ました。
警視庁の調べに対して、高山容疑者を容疑を認めているということです。また、高山容疑者とともに事件に関わったとして、取引関係があった広告会社や運搬業者の役員ら4人も31日付で書類送検されました。
-- NHK NEWS WEB