JR東海は、これまで東海道新幹線の乗務員の制服について、夏でもフォーマルな装いが必要だとして長袖シャツにジャケットを着用していましたが、1日、25年ぶりに制服を刷新し、機能性を重視した半袖のクールビズスタイルを導入しました。
新幹線の運転士や車掌が着用する夏の制服をめぐっては、JR東日本や西日本が半袖シャツ姿の導入を進める中、JR東海は「接客にはフォーマルな装いが必要だ」として、長袖シャツにジャケットのスタイルを守り続けてきました。
しかし、25年ぶりにそれぞれの季節の制服を刷新するのに合わせて、東海道新幹線の乗務員について、夏は機能性を重視した半袖の制服の導入に踏み切りました。衣がえの日となった1日は、名古屋駅の新幹線ホームで、31日から勤務を続けてきたジャケット姿の運転士と、白い半袖シャツの運転士が交代する姿が見られました。
名古屋駅を利用する50代の会社員の男性は、「半袖のスタイルでもきっちりとしたものであれば、特に問題はないと思います」と話していました。40代の主婦は、「見慣れた制服がなくなるのは少しさみしいですが、乗務員のためにもいいことだと思います」と話していました。JR東海は、新しい制服の導入により乗務員に快適に業務にあたってもらいたいとしています。
-- NHK NEWS WEB