大手タイヤメーカー「ブリヂストン」は、グループ会社が販売していた車のアルミホイールの強度が国の基準を下回っていたとして、39万本余りを自主的に回収すると発表しました。
回収するのは、ブリヂストンのグループ会社「ブリヂストンリテールジャパン」が販売している乗用車向けのアルミホイールのうち、商品名が「バルミナ/エックスアールテン」、「バルミナ/エックステン」、「トップラン/アールファイブ」、「トリップ/アールファイブ」という商品の一部で、対象本数は39万5272本に上ります。
発表によりますと、これらの商品は中国のメーカーに委託して製造され、平成26年9月から国内で販売されていましたが、国が定める強度の基準を下回っていることが内部の検査でわかったということです。
会社側は製造設備のメンテナンスが不足し、強度にばらつきが生じたとしており、縁石にぶつけるなど強い衝撃を受けた場合、ホイールが割れるおそれがあるということです。今のところ、事故は起きていないということですが、会社は、自主的に商品を回収し、無償で交換することを決めました。
ブリヂストンは、「お客様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。問い合わせの電話番号は、0120−575−767。今月30日までは、毎日午前9時~午後8時まで、来月以降は、平日のみで午前9時から午後5時まで受け付けています。
-- NHK NEWS WEB