1日のニューヨーク原油市場は、OPEC=石油輸出国機構が減産で最終合意したことを受けて、原油の先物価格の上昇が続き、およそ1か月ぶりに節目の1バレル=50ドルを超えて取り引きされています。
1日のニューヨーク原油市場は、OPECの加盟国が減産で最終合意したことを受けて、原油の供給が過剰な状態が和らぐという見方から先物を買う流れが続いています。
このため、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、前日より3%以上値上がりし、およそ1か月ぶりに節目の1バレル=50ドルを超えて取り引きされています。
市場関係者は「OPECに加盟していないロシアの閣僚が、減産に応じると発言したことも価格を押し上げた。専門家の間では、価格の上昇傾向は続くが、アメリカのシェールオイル企業が生産を増やすと見られるため、1バレル=55ドルから60ドル程度で一服するという見方が多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB