東京のゴルフ関連会社から高額な練習用ソフトを購入した全国のレッスンプロたちが「実質的に無料になるという約束が守られなかった」として、ローン契約を無効とする訴えを起こしました。
東京地方裁判所に訴えを起こしたのはゴルフのレッスンプロなど１８人です。
訴えによりますと原告は、ホームページを制作してもらっていた東京のゴルフ関連会社「ゴルフスタジアム」から、「ホームページに会社の広告を掲載すれば、スイングの練習用ソフトを実質的に無料で購入できる」と持ちかけられたということです。
ソフトの価格は数百万円で、原告はローンを組み、毎月の返済額と同じ額を広告料として受け取っていましたが、２月の下旬から支払いが滞るようになったということです。
原告は会社から資金を回収するのは難しいとして、ローン契約を結んだ信販会社５社に対して契約を無効とする訴えを起こしました。
会見を開いた静岡県のレッスンプロの男性はおよそ９００万円の債務を負っているということで「生活が失われてしまう」と訴えました。
また、原告の代理人の西村國彦弁護士は「１０００人以上の被害者がいると見られ、追加で提訴していく」と話していました。
提訴について「ゴルフスタジアム」は、「取材には応じられない」としています。
また、信販会社側は、「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
-- NHK NEWS WEB
