2日の東京株式市場で、日経平均株価は300円以上値上がりして、終値として1年半ぶりに2万円台を回復しました。ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が最高値を更新した流れを受け継いで、幅広い銘柄に買い注文が出たためです。
2日の東京株式市場は、取り引き開始直後から多くの銘柄が買われ、日経平均株価は、終値として1年半ぶりに2万円台に上昇しました。日経平均株価、2日の終値は1日より317円25銭高い2万177円28銭。東証株価指数=トピックスは26.06上がって1612.20となっています。1日の出来高は23億1512万株でした。
これは、アメリカの経済指標が市場予想を上回ったことから景気の先行きに楽観的な見方が広がって、1日のニューヨーク市場で株価が大きく上昇したことに加えて、外国為替市場で好調な指標が相次いでいるアメリカのドルを買う動きから円安ドル高が進み、輸出関連企業の業績が上向くことへの期待感が出ているためです。
市場関係者は、「ことし3月期の決算で企業の利益が過去最高水準となる中、きょうは割安感のある銘柄に買い注文が集まり、株価を押し上げた。日経平均株価は2万円の大台を超えたが、アメリカのトランプ大統領の政権運営の先行きなど不透明感の強い海外要因もあり、一段の株価上昇につながるか懐疑的な見方もある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB