ことし2月、埼玉県草加市で歩道に突っ込んだトラックに親子がはねられ、母親が死亡した事故で、警察は、このトラックが法律で認められた積載量を超えて荷物を積んでいたとして、2日までに、トラックの運転手や運転手が勤務していた会社などを道路交通法違反の疑いで書類送検しました。
ことし2月、埼玉県草加市で、歩道に突っ込んだトラックに親子がはねられ、母親の荒井美季さん(38)が死亡した事故では、トラックを運転していた東京・葛飾区の八下田誠男被告(29)が過失運転致死傷の罪に問われています。
その後の調べで、当時、トラックには、法律で認められた積載量の2倍以上にあたる8トン余りの木材やコンクリートなどが積まれていたことがわかったということです。
警察は、八下田被告のほか、被告が勤務していた東京・足立区の産業廃棄物処理会社や、トラックに荷物を積み込んだ35歳の現場責任者を2日までに道路交通法違反の疑いで書類送検しました。このうち、八下田被告はすでに道路交通法違反の罪で追起訴されています。
今回の事故で、トラックは赤信号を無視して交差点に進入したとみられていますが、警察は、事故の前にブレーキをかけた跡がないため、過積載と事故の因果関係はないとみられるとしています。
-- NHK NEWS WEB