一連の熊本地震のあと、熊本市内のみなし仮設で1人暮らしをしていて死亡した40代と70代の男女2人が、誰にもみとられずに亡くなった孤独死と見られることがわかりました。熊本県内の仮設住宅での孤独死と見られるケースは、合わせて6人になりました。
熊本地震のあと、熊本県は民間の賃貸住宅を活用したみなし仮設やプレハブ型の仮設住宅で1人暮らしをしていて亡くなった人について、当時の状況などを確認するよう関係する自治体に要請しています。
調査の結果、4月末までに、みなし仮設に入居していた熊本市東区の70代の女性と熊本市北区の40代の男性の2人が、誰にもみとられずに亡くなった孤独死と見られることがわかりました。
いずれのケースも親族から「本人と連絡が取れない」と警察に通報があり、死亡が確認されたということで、このうち70代の女性は死後2日たっていたということです。
熊本県内の仮設住宅での孤独死と見られるケースは、合わせて6人になりました。
孤独死を防ぐため、熊本県内の自治体ではみなし仮設などの入居者が緊急時に、警備会社に通報できる装置を仮設住宅に設置する予算を組むなど対策を強化しています。
-- NHK NEWS WEB