フィリピンに仕事などで訪れていた日本人男性2人の行方がわからなくなり、一緒にいたフィリピン人が「2人は殺害された」と話していることが現地の警察への取材でわかりました。警察は、2人が事件に巻き込まれた可能性があると見て、捜査しています。
フィリピンの警察によりますと、行方がわからなくなっているのは、大阪出身の井谷勝さん(59)と茨城県出身の新井康寛さん(24)の2人です。2人は、先月30日に仕事などのためにフィリピン西部の島を訪れ、宿泊先のホテルにチェックインしたあと、周辺の島めぐりに出かけると言って外出しましたが、翌日になっても戻らず、不審に思ったホテルの従業員が警察に届け出たということです。
その後、警察が2人が乗った小型ボートのフィリピン人船員らから事情を聞いたところ、「同行していた日本人が連れてきたフィリピン人の3人組が2人を殺害し、遺体を切断して海に捨てた」と話したということです。
警察は、2人が事件に巻き込まれた可能性があるとみて、2人に同行していたフィリピンに住む50代の日本人の会社経営者らの身柄を拘束していきさつを調べるとともに、殺害されたとみられる島や周辺の海を捜索するなどして捜査しています。
-- NHK NEWS WEB