国内最大級の食のイベント、「グルメンピック」を開催するとうたい、出店を希望した飲食店などから、出店料として現金およそ65万円をだまし取ったとして、イベントの立ち上げに関わった男4人が警視庁に逮捕されました。関係者によりますと、全国のおよそ500店から集めた出店料、合わせておよそ1億4000万円が返済されないままになっているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、東京・足立区の自称コンサルタント業、田邉智晃容疑者(42)や世田谷区の会社役員、矢野千城容疑者(41)など男4人です。
警視庁の調べによりますと、4人は国内最大級の食のイベント、「グルメンピック」を東京と大阪で開催するとうたい、去年11月からことし1月までの間に、出店を希望した飲食店経営の女性などから、出店料として現金合わせておよそ65万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
出店料を支払った飲食店経営者などで作る「被害者の会」によりますと、「グルメンピック」は東京・中野区のイベント企画会社、「大東物産」が企画し、ことし2月に東京と大阪で合わせて10数日間にわたって、食のイベントを開催するという内容で、出店を希望する飲食店から出店料として数十万円を受け取っていたということです。ところが、開催直前の1月に突然、延期を発表し、全国のおよそ500店から集めた出店料、合わせておよそ1億4000万円が返済されないままになっているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
警視庁は4人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB