認知症の人たちがはいかいするなどして行方がわからなくなった際に、スマートフォンのアプリを使って捜し出す訓練が、神奈川県藤沢市で行われました。
神奈川県藤沢市では、スマートフォンのアプリに登録した人たちに、はいかいするなどして行方がわからなくなった認知症の人たちの服装や特徴などの情報を送り、捜してもらう取り組みを来月から始める予定です。
4日は、市内の企業の従業員や近くの住民ら、およそ40人が参加して、自宅からいなくなった女性を見つける想定で訓練が行われました。参加者は5人1組になって、行方がわからなくなった人の特徴を基に似ている女性を捜し出し、見つけた際の連絡方法や保護の手順などを確認しました。
参加した30代の男性は「見守りには近所の人の声かけが大切です。アプリを活用できるようになれば有効だと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB