富山県の北アルプスの山中に小型機が墜落し4人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会の事故原因の調査が5日から本格的に始まり、航空事故調査官がヘリコプターで上空から現場付近の状況を確認しました。
3日、富山県立山町の北アルプスの山中に小型のプロペラ機が墜落し、新中央航空の社員で機長の木下孝雄さん(57)と、長野県岡谷市の機械部品製造会社社員の小口英児さん(48)、樋口和樹さん(22)、河西勝基さん(21)の4人が死亡しました。
国の運輸安全委員会の事故原因の調査は5日から本格的に始まり、航空事故調査官2人が、小型機が墜落した獅子岳の標高2300メートル付近の状況を警察のヘリコプターでおよそ40分にわたって上空から確認しました。
墜落した機体は、前の部分が激しく壊れて操縦席のガラスが大きく割れ、プロペラやエンジンが機体から外れていました。航空事故調査官は、今後、墜落した機体を調べたり、関係者から話を聞いたりして、事故の原因を調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB