人手不足が深刻化する中、大手コンビニチェーンのセブンーイレブン・ジャパンは、定年退職した人などにもアルバイトとして店舗で働いてもらおうと、5日にレジの操作などを体験する説明会を開きました。
人手不足が深刻化してアルバイトの確保が難しくなる中、このコンビニチェーンでは企業を定年退職した人などにもアルバイトとして店舗で働いてもらおうと、中高年の就職を支援する東京・中野区と連携して5日に説明会を開きました。
説明会には100人が余りが参加し、コンビニチェーンの担当者から店舗での業務内容の説明を受けたあと、実際にレジの操作を体験しました。参加した人たちは60歳以上ということで、担当者の手ほどきを受けながら機械で清涼飲料水などのバーコードを読み取ったり、商品を袋に詰めたりしていました。
ことし3月に企業を定年退職した60歳の男性は「働かないでいるとすぐに老けてしまうと思い、来てみました。レジの操作がなんとかできそうだとわかりました」と話していました。
セブンーイレブン・ジャパンの飯沼一丈さんは「コンビニを利用する高齢者が増える中、シニアの皆さんは地域のことも知っていて安心感もあるので、今回のような取り組みでさらに採用を強化したい」と話していました。
コンビニ業界では、アルバイトの中心だった学生などが減っていることもあって、中高年や主婦などをアルバイトとして確保しようという動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB