北海道のゴルフ場などの自動販売機から現金を盗んだとして、先月、逮捕された会社員が「ゴルフ場の自動販売機だけで100台近くやった」と供述していることが警察への取材でわかりました。警察は、夜は人気がないゴルフ場で自動販売機を壊して料金箱ごと取り出す手荒な手口で盗みを繰り返していたと見て詳しく調べています。
去年6月、北海道江別市と苫小牧市のパークゴルフ場やゴルフ場に設置された清涼飲料水の自動販売機から売り上げ金およそ4万円が盗まれ、警察は先月、札幌市の会社員、澤野光治容疑者(52)を窃盗の疑いで逮捕しました。
その後の調べに対し、「この2年間にゴルフ場の自動販売機だけで100台近くやった。夜間は人気がなくやりやすかった」などと供述していることが警察への取材でわかりました。
警察によりますと、被害にあった自動販売機の中には扉のカギ穴が壊されないよう防犯対策が施されたものもありましたが、工具で扉そのものを壊して料金箱ごと取り出す手荒な手口が使われていたということです。
北海道ではゴルフ場などに設置された自動販売機が荒らされたという被害届けが2年ほど前から相次いで寄せられていたということで、警察は夜は人気がないゴルフ場を狙って盗みを繰り返していたと見て詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB