先月、愛知県一宮市の名神高速道路で、トラックが軽乗用車に追突しお年寄りの夫婦が死亡した事故で、警察は、けがをして入院していたトラックの45歳の運転手を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。警察によりますと、運転手は「スマートフォンを見て脇見をしていた」と供述しているということです。
先月18日、愛知県一宮市の名神高速道路の上り線で、トラックが渋滞の最後尾にいた軽乗用車に追突するなどして合わせて5台が関係する事故があり、軽乗用車に乗っていた愛知県小牧市の90歳と88歳の夫婦が死亡したほか、3人が重軽傷を負いました。
トラックを運転していた愛知県春日井市の運送会社社員、奥村晃史容疑者(45)も大けがをして入院していましたが、容体が回復したため、警察は7日、過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと、トラックは時速80キロほどのスピードが出ていたと見られていますが、現場にはブレーキを踏んだ痕がなく、調べに対して奥村容疑者は「スマートフォンを見て脇見をしていた」と供述しているということです。警察が当時の状況をさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB