慶応大学剣道部のOB会「三田剣友会」で事務局長を務めていた64歳の会社社長が、OB会費などおよそ1000万円を着服したとして逮捕されました。警視庁はほかにも2000万円を着服していたと見て調べる方針です。
逮捕されたのはおよそ1000人の会員がいる慶応大学剣道部のOB会、「三田剣友会」の元事務局長で、会社社長の三上治彦容疑者(64)です。
警視庁によりますと、三上容疑者は平成23年2月から12月までの間、10数回にわたって現金およそ1000万円を着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
発覚のいきさつは平成25年12月に剣道の講師から「指導料が振り込まれていない」と指摘があったことで、口座からの不審な金の引き出しなどを内部調査したところ、事務局長だった三上容疑者による着服が明らかになったということです。
調べに対して三上容疑者は容疑を認めているということで、警視庁はほかにも2000万円を着服し飲食費などに充てていたと見て調べる方針です。
-- NHK NEWS WEB