ヒト型ロボット「ペッパー」の製造販売を手がける通信大手のソフトバンクグループは、アメリカのIT企業、グーグルの親会社から、ロボット開発のベンチャー企業2社を買収することで合意しました。
発表によりますと、ソフトバンクグループが、グーグルの親会社、アルファベットから買収することで合意したのは、いずれも、ロボットの開発を手がけるベンチャー企業で、アメリカ・マサチューセッツ州に本社を置く「ボストン・ダイナミクス」と東京大学の研究者が中心となって設立した「シャフト」です。
このうち、「ボストン・ダイナミクス」は、動物のように4本の足で高速走行ができるなど独特な動きをする軍事用ロボットの開発で世界的に知られています。
一方の「シャフト」は2足歩行ができるヒト型のロボットを開発しています。今回の買収は、ソフトバンクグループがすべての株式を買い取って、完全子会社にする形で行われますが、株式の取得金額は公表できないとしています。
ソフトバンクグループは、ヒト型ロボットの「ペッパー」を製造販売していて、今回の買収によって、次世代のロボット開発を加速する方針です。
孫正義社長は「ロボット分野を発展させ、生活をより快適で安全にできるような活用方法をサポートしていきたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB