9日の東京株式市場は、イギリスの総選挙で与党・保守党が過半数を維持できないことが決まったが世界経済への影響は限定的という見方から業績が期待できる銘柄を中心に買い注文が広がり、日経平均株価は、終値として4営業日ぶりに2万円台を回復しました。
日経平均株価、9日の終値は8日より104円高い、2万13円26銭。東証株価指数=トピックスは、1.25、上がって、1591.66でした。1日の出来高は、22億6387万株でした。
市場関係者は、「イギリスの総選挙の開票状況をにらみながらの神経質な展開となったが、全体としては、業績が期待できる銘柄が大きく値上がりして、日経平均株価を押し上げた。今回の選挙結果が今後、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱に向けた交渉にどのような影響が及ぶかは不透明で、まずはこのあと取り引きが始まる欧米の株式市場の動向に注目したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB