「全日空」と「日本航空」は、このところ燃料の価格が下がっていることから国際線の運賃に上乗せする特別運賃「燃油サーチャージ」をことし8月と9月に発券する分を値下げすることになりました。
「燃油サーチャージ」は、航空会社が航空機の燃料価格に応じて運賃に上乗せする特別運賃で、「全日空」と「日本航空」は国際線に適用し、2か月ごとに見直しています。
「全日空」の発表によりますと、原油価格の下落で燃料の価格が下がっていることから、ことし8月と9月に発券する分については「燃油サーチャージ」を値下げします。「日本航空」も、近く全日空と同じ金額の値下げを決める方針です。
具体的な値下げ額は、日本と北米やヨーロッパなどを結ぶ路線は現在、片道7000円上乗せしていますが、半額の3500円に、ハワイやインドなどを結ぶ路線は今の4000円を2000円に引き下げます。
タイやシンガポールなどを結ぶ路線は、今の3000円を1500円に、中国や香港などを結ぶ路線は今の1500円を500円にそれぞれ引き下げます。
-- NHK NEWS WEB