10日午前、愛知県新城市の東名高速道路の上り線で、およそ40人が乗った観光バスと乗用車が衝突しました。これまでのところ、バスに乗っていた人のうち20人近くがけがをして病院に搬送されましたが、いずれも意識はあるということです。
10日午前7時半前、愛知県新城市の東名高速道路上り線の新城パーキングエリア付近で、40人以上が乗った観光バスと乗用車が衝突しました。
警察によりますと、これまでのところ、観光バスに乗っていた人のうち20人近くがけがをして病院に搬送されました。いずれも意識はあるということです。
この観光バスは愛知県豊橋市の「東神観光バス」が運行していた日帰りの貸し切りバスで、10日午前7時前に愛知県豊川市を出発し、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳に向かっていたということです。
また、バスをチャーターした旅行会社の「トラベル東海」によりますと、乗っていたのは豊川市の町内会の人たちだということです。
警察によりますと、乗用車は中央分離帯を乗り越えて反対車線に飛び出してバスと衝突したと見られ、NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像では、乗用車がバスの前方にめり込むようにして衝突し、車の部品とみられる破片が道路上に散乱しています。
警察がほかにけが人がいないか確認を急ぐとともに、事故の詳しい状況を調べています。
この事故で、東名高速道路は、愛知県の豊川インターチェンジと静岡県の三ヶ日ジャンクションの間の上下線で通行止めとなっています。
-- NHK NEWS WEB