10日午前、愛知県新城市の東名高速道路の上り線で、47人が乗った観光バスに乗用車が衝突し、乗用車を運転していた男性が死亡しました。また、大けがの6人を含め、バスに乗っていた45人がけがをしました。
10日午前7時半ごろ、愛知県新城市の東名高速道路上り線の新城パーキングエリア付近で、47人が乗った観光バスに乗用車が衝突しました。
警察によりますと、バスに乗っていた全員が病院に搬送され、このうち45人がけがをし、6人は腕の骨やろっ骨を折る大けがで、ほかの39人のけがの程度は比較的軽いということです。
また、乗用車を運転していた60代と見られる男性が車内に閉じ込められ、およそ4時間後に救出されましたが、死亡が確認されました。乗用車は静岡ナンバーで、警察が身元の確認を進めています。
乗用車は中央分離帯を乗り越え、反対車線に飛び出してバスと衝突したということで、NHKが入手した観光バスのドライブレコーダーの映像では、突然、乗用車が空中を飛んでバスのフロントガラスに激しく衝突する様子が写っていました。
バスは愛知県豊橋市の「東神観光バス」が運行し、旅行会社「トラベル東海」がチャーターした日帰りの観光バスで、10日午前7時に愛知県豊川市を出発し、さくらんぼ狩りなどのために山梨県に向かっていました。
インターチェンジから東名高速道路に入り、およそ8キロ走ったところで事故にあったということで、警察が詳しい状況を調べています。
この事故で、東名高速道路は現場付近の区間がおよそ6時間にわたって通行止めになりました。
-- NHK NEWS WEB