企業の設備投資の先行きを示すことし４月の主な機械メーカーの受注額は、非製造業でシステム関係の受注が減ったことなどから、変動の大きい船舶と電力を除き、前の月より３．１％減って、３か月ぶりの減少となりました。
内閣府が発表した機械受注統計によりますと、ことし４月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した額は、変動が大きい船舶と電力を除いて８３５９億円となり、前の月より３．１％減りました。受注額が前の月を下回るのは、３か月ぶりです。
これは、製造業で、半導体製造装置や工作機械などの受注が増えたものの非製造業で、金融・保険業からのシステム関係の受注や建設業からの建設機械の受注が大きく減少したためです。
内閣府は、機械受注について、ここ数か月をならしてみるとほとんど変化はないとして「持ち直しの動きに足踏みが見られる」という基調判断を据え置きました。
先行きについて内閣府は、「２月、３月と受注額が伸びた反動もあって今回、減少となったが製造業で工作機械などの受注が好調な状態が続くなど機械受注は底堅い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB
