重大な事故にもつながる酒気帯び運転を防ごうと、スマートフォンを使って手軽にアルコール検査を行えるようにする機器が開発されました。
開発されたアルコール検知器の試作機は、縦５センチ、横７センチでスマートフォンの前面に取りつけて使います。
利用者が息を吹きかけると、専用のアプリと連動してアルコールの濃度を瞬時に測定します。
また、いわゆる“なりすまし”を防ごうと、アルコールを測定と同時に顔の写真を撮影する仕組みになっています。
開発した大手電機メーカーの日立製作所では、ドライバーが出先などで手軽にアルコール検査を行えることから、今後、運送業者やバス会社などでの利用を見込んでいます。
会社では、この夏からグループ会社の社員に実際に使ってもらい、機能を高めていきたいとしていて、日立製作所の若菜裕紀主任研究員は「飲酒運転が少しでもなくなっていけばと考えて開発した。できるかぎり早く実用化したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB
