東京・上野動物園のメスのジャイアントパンダ、「シンシン」が赤ちゃんを出産したことを受け、12日の東京株式市場では、東京・上野にある飲食店の銘柄が一時、ストップ高となるなど、上野動物園への来場者が増加することへの期待が株価を押し上げました。
このうち中国料理店の「東天紅」の株式には、パンダの赤ちゃんが誕生したと伝えられると買い注文が集中し、株価は一時、1日の値上がり幅の限度となるストップ高の水準まで値上がりしました。
同じく、レストラン「精養軒」の株式にも買い注文が集まり、先週末の終値に比べて一時、11%余り値上がりしました。
市場関係者は「パンダの赤ちゃんが順調に成長し、一般公開されれば、上野動物園の来場者が増加し、上野周辺での飲食などの消費が拡大することへの期待から関連銘柄に対する買い注文が急激に膨らんだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB