サッカーのポルトガル代表のキャプテンで、スペイン1部リーグ、レアルマドリードのエース、クリスチアーノロナウド選手が日本円でおよそ18億円を脱税したとして、スペインの検察当局に訴追されました。
地元メディアなどによりますと、クリスチアーノロナウド選手は肖像権による所得をスペインの税務当局に少なく申告し、2011年から2014年にかけて1470万ユーロ(およそ18億円)を脱税したとしてスペインの検察当局に訴追されました。
クリスチアーノロナウド選手は租税回避地=タックスヘイブンのイギリス領バージン諸島にある企業を利用するなどして所得を隠していたということで、検察当局は「意識的に」行っていたと指摘しています。
クリスチアーノロナウド選手の代理人は「脱税の意図はなかった」と容疑を否認しています。
クリスチアーノロナウド選手はことし1月にはFIFA=国際サッカー連盟の年間最優秀選手賞を受賞し、アメリカの経済誌フォーブスが今月発表したスポーツ選手の収入を基にした長者番付では2年連続で1位になりました。
サッカー界では、同じスペイン1部リーグ、バルセロナのエース、メッシ選手も先月、脱税の罪で有罪判決が確定していて世界的なサッカー選手の相次ぐ脱税疑惑の行方に関心が集まっています。
-- NHK NEWS WEB