ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの車を輸入する会社の常務執行役員が、覚醒剤を使った疑いで逮捕された事件で、逮捕前に役員の自宅の住所に送られる予定だった荷物から危険ドラッグが見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は、複数の薬物を使用していた疑いがあると見て調べています。
フォルクスワーゲンの車を輸入する会社「フォルクスワーゲン グループ ジャパン」の常務執行役員で、ドイツ国籍のトーマス・ジーベルト容疑者(53)は、今月初め、東京都内などで覚醒剤を使ったとして、14日に警察に逮捕されました。
警察は、逮捕前、国際郵便で役員の自宅の住所に送られる予定だった荷物から薬物が見つかったのをきっかけに捜査を進めたということですが、その後の調べで、見つかったのは「RUSH」と呼ばれる液体の危険ドラッグだったことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察の調べに対し、役員は「コカインを使ったことは認めるが、それ以外の薬物は使っていない」と供述しているということです。
警察は、複数の薬物を使用していた疑いがあると見て、入手経路などを詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB