15日の東京外国為替市場は、アメリカが追加の利上げを決めたものの消費や物価に関する指標が低調だったことからアメリカ経済に対する慎重な見方が出て、ドルを売って円を買う動きが進み、円相場は値上がりしています。
市場関係者は、「アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が追加の利上げを決定したが、アメリカの消費や物価に関する指標が低調だったことから先行きへの慎重な見方が出てドルを売って円を買う動きが優勢となっている」と話しています。
一方、15日の東京株式市場は、アメリカが追加の利上げを決めたものの景気の先行きに対する慎重な見方から売り注文が優勢となり、株価は値下がりしています。
日経平均株価、午前の終値は、14日より86円6銭安い1万9797円46銭。東証株価指数=トピックスは、6.42下がって1585.35となっています。午前の出来高は9億9245万株でした。
市場関係者は「アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は14日、追加の利上げに踏み切ったが、それに先立って発表された消費や物価に関する指標が低調だったことで、今後の利上げのペースが緩やかになるとの見方が広がっている。東京市場では、円相場の値動きをにらみながら株価が上がったり下がったりするやや荒い値動きになっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB