都内の25歳の会社員が、住所や生年月日、個人番号などが記載された上司のマイナンバーカードの情報を職場で不正に取得していたとして、マイナンバー法違反の疑いで逮捕されました。警視庁の調べに対して、会社員は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは東京・練馬区の会社員、江川修平容疑者(25)で、警視庁の調べによりますと、ことし2月、当時勤務していた都内のIT関連会社の上司で30代の役員の住所、生年月日、個人番号などが記載されたマイナンバーカードの情報を不正に取得していたとして、マイナンバー法違反の疑いが持たれています。
江川容疑者は当時、社内のネットワークを保守管理する担当で、上司のパソコンにアクセスし、保存されていたマイナンバーカードの画像を自分のパソコンにコピーしていたということです。
警視庁によりますと、江川容疑者は、社内のチャット機能を通じてほかの社員にこの画像を見せたうえで、「1000枚コピーして駅に貼ろうかな」などとつぶやき合っていた記録が残っていたということです。
警視庁の調べに対し、江川容疑者は上司のカードの画像をコピーしたことを認めたうえで、コンピューターウイルスのチェックをするためだったと説明し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB