18日夕方、東京・渋谷駅の再開発事業の工事現場で鉄骨が倒れ、歩道との間を区切るフェンスの上に寄りかかる形で止まりました。現場は駅の東口で、人通りが非常に多いところですが、警視庁によりますと、これまでにけが人の情報はないということです。
警視庁によりますと、18日午後4時45分ごろ、東京・渋谷駅の再開発事業の工事現場で、鉄骨が倒れました。さらに倒れた鉄骨の付近から、縦2メートル、横1メートルほどの鉄板が歩道に落ちました。
鉄骨は工事現場と歩道を区切るフェンスの上に倒れかかる形で止まり、一部が歩道の上に突き出ているほか、フェンスは鉄骨の重みで歩道側に大きく曲がっています。
現場は渋谷駅東口のバスターミナルの近くで、ふだんから人通りが非常に多いところですが、警視庁によりますと、これまでにけが人の情報はないということです。
目撃者によりますと、事故当時、歩道を歩いていたのは3人程度だったということです。
現場の近くにいたバス会社の誘導員の男性は「ドカンという大きな音がして鉄骨が倒れているのを見た。事故の直前、金属を切断するような音が聞こえていました」と話していました。
現場では、足場の解体作業中だったということで、警視庁は当時の状況や鉄骨が倒れた原因などを詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB