18日、東京、渋谷駅の再開発事業の工事現場で起きた事故は、資材などを置く作業構台の解体作業中に鉄骨を切断したところ、台を支える支柱が倒れていたことが、警視庁への取材でわかりました。
18日夕方、東京、渋谷駅の再開発事業の工事現場で、資材などを置く作業構台を支える高さ6メートルの鉄骨の支柱が根元から倒れ、歩道との間を区切るフェンスの上に寄りかかる形で止まったほか、足場の一部だった鉄板1枚が歩道に落ちました。けが人はいませんでした。
警視庁が作業員に話を聴くなどして当時の状況を調べたところ、作業員が重機や機械を使って作業構台を解体していて、支柱につながる鉄骨を切断したところ、支柱が倒れていたことが警視庁への取材でわかりました。
警視庁は、鉄骨が切断されたことで支柱がバランスを崩して倒れたと見て、さらに詳しい経緯を調べています。
工事を請け負っている共同企業体の代表企業の東急建設は、工事の安全が確認できるまで現場となったビルの建設工事をいったん中断するとしたうえで、「人通りが多い場所での工事だったため、安全対策には十分に注意していたが、事故を起こし、ご迷惑やご心配をおかけして誠に申し訳ありません。原因を究明し、再発防止に努めます」としています。
-- NHK NEWS WEB