大手コンビニエンスストアのファミリーマートがマレーシアに1号店を開店し、日本式のコンビニがどこまで市場を開拓できるのか注目されます。
ファミリーマートの1号店は、マレーシアの首都クアラルンプールの大型商業施設にオープンし、2日、会社の幹部らが出席して記念の式典が開かれました。
マレーシアでは、共働きの世帯が多いことから、店舗は日本のコンビニと同様に、弁当やおにぎりなどすぐに食べることができる商品の品ぞろえに力を入れたのが特徴で、軽食用のスペースも店内に設けられています。
こうした日本式のコンビニは、現地での弁当などの生産体制が課題となっていましたが、食品加工会社の現地パートナーが専用の工場を開設し、マレーシアに多いイスラム教徒などにも対応した商品を協力して提供していくことにしています。
店舗を視察したファミリーマートの澤田貴司社長は、「百貨店から総合スーパー、そしてコンビニへというトレンドは世界中で進んでおり、ニーズが高まっている。商機は十分にあると考えている」と話していました。
経済成長に伴い中間層が拡大しているマレーシアでは、すでにアメリカや地元資本のコンビニが先行して店舗を展開していますが、今後、日本式のコンビニがどこまで市場を開拓できるか注目されます。
-- NHK NEWS WEB