東京・品川区の路上で、自転車の68歳の女性が殴られて一時、意識不明の重体になった事件で、女性は自宅を出た直後に襲われていたことがわかり、警視庁は周辺で不審な人物がいなかったか調べを進めています。
20日、東京・品川区南大井の路上で近くに住む68歳の会社員の女性が自転車で通勤していたところ、突然、後ろから頭を鈍器のようなもので殴られました。警視庁は面識の無い人物に襲われたと見られることなどから、通り魔事件と見て殺人未遂の疑いで捜査しています。
警視庁によりますと、女性は傷の状態から10回近く殴られ、頭の骨を折って意識不明の重体になりましたが、20日夜、意識が回復したということです。
これまでの調べで、女性は住宅街を通る細い路地から比較的、大きな通りにさしかかる場所で襲われたと見られていますが、この場所は、女性の自宅からおよそ150メートル離れた場所で、女性は自宅を出た直後に襲われていたことが警視庁への取材でわかりました。
警視庁は、周辺で女性のあとを追ったり、住宅街をうろついたりする不審な人物がいなかったか、防犯カメラの映像を解析するなど調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB