ダムの高さ日本一の富山県立山町の黒部ダムで恒例の観光放水が始まり、訪れた人たちが、毎秒15トンの放水でできる鮮やかな虹を楽しんでいました。
富山県立山町にある黒部ダムは水力発電などを目的に昭和38年に完成し、高さが日本一の186メートルある観光名所です。
観光用の放水は26日から始まり、ダムを管理する電力会社は26日午前5時ごろから、徐々に放水する水の量を増やし始め、1時間後には水の量が毎秒15トンに達しました。
26日の黒部ダムの周辺は青空が広がり、展望台や放水の様子が近くで見られるテラスは外国人からの観光客などでにぎわっていました。
訪れた人たちは巨大な滝のような放水の中にできた鮮やかな虹や、雪が残る立山を背景にしたダムの様子をカメラに収めていました。
ロシアから来た男性は「初めて見た観光放水はとてもすばらしかった。きのうは曇っていて、放水がきれいに見えると思っていなかったので、とても幸運です」と話していました。
黒部ダムの観光放水は10月15日まで行われる予定です。
-- NHK NEWS WEB