経団連の榊原会長は26日の記者会見で、安倍総理大臣の政権運営について「支持率の低下は重要な問題で、過信があったのではないか」と指摘し、国民に対する丁寧な説明が必要だという認識を示しました。
この中で、経団連の榊原会長は「ここにきて支持率が非常に下がっているのは重要な問題だ。国民の理解を十分得られるような国会運営などがなされなかったのが一つのベースにあり、過信があったのではないか。その点は、是正していただきたい」と指摘しました。
そのうえで、榊原会長は「安倍総理大臣は会見で国民の不信を招いたことを率直に認め、必要があれば、真摯(しんし)に丁寧に説明するとしているので、約束どおり、説明をする機会を作っていただきたいし、そういう運営を期待したい」と述べました。
一方、世界的なエアバッグメーカーの「タカタ」が経営破綻したことについて、榊原会長は「速やかな事業の立て直しを期待したい。エアバッグは自動車の重要な部品なので、供給不安や市場の混乱が生じないように、関係者の間で円滑な調整が進むことを期待したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB