東京都の化粧品販売会社2社が売り上げを除外して、およそ1億5000万円の所得を隠していたとして、脱税の疑いで東京国税局から告発されました。
告発されたのは、東京・渋谷区の化粧品販売会社「ZIG(ジグ)」など2社と吉岡勝彦代表(63)です。
会社のホームページなどによりますと、この2社はスキンケア用のオイルの商品をエステ店に販売するなどしています。
しかし関係者によりますと、2社はおととしまでの3年分の税務申告で売上の一部を除外するなどして、合わせておよそ1億5000万円の所得を隠していたということです。
東京国税局は合わせておよそ3900万円の法人税を脱税したとして、2つの会社と吉岡代表を法人税法違反の疑いで東京地方検察庁に告発しました。
脱税で得た資金は関係会社への貸付金に充てたり、従業員名義の預金としてためていたということです。
告発されたことについて、会社側は弁護士を通じて「深く反省している。修正申告に応じ、すでに納税を済ませた」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB