アメリカのトランプ次期大統領は経済成長や雇用の創出に向けた政策の助言を受けるため、大企業の経営者など16人を集めた協議会を設けて、議長には、大手投資会社「ブラックストーン」の最高経営責任者を起用することを発表しました。
トランプ次期大統領は、2日、経済成長や雇用の創出に向けて、どのような政策が有効か助言を受けるため、大企業の経営者など16人を集めた協議会、「戦略・政策フォーラム」を設けることを発表しました。
第1回の会合は、来年2月にホワイトハウスで開かれ、議長には、大手投資会社、ブラックストーンの最高経営責任者、シュワルツマン氏を起用しました。このほか、大手金融機関のJPモルガン・チェースや大手自動車メーカーのGM=ゼネラル・モーターズ、それに小売り大手のウォルマート・ストアーズなど、それぞれの業界の経営トップも参加します。
トランプ氏は2日、声明で、「この協議会は、経済成長に何が必要かわかっているビジネスリーダーを集めたものだ。新政権は、官僚主義を断ち切って民間の知見を活用していく」と述べ、経済界のサポートを得ることで、みずからの政策を実現させる考えを強調しました。
-- NHK NEWS WEB