中国南部の広東省で日本の商品の展示即売会が開かれ、大勢の中国人客でにぎわっています。
「ジャパンブランド」と名付けられたこの催しは、中国に進出している日系企業などで作る団体が主催して3日と4日、広東省広州にある日系のショッピングモールで開かれています。
会場には、日系企業16社のほか沖縄県などがコーナーを設け、中国で人気の高い美容家電や炊飯器の最新機種のほか、文房具、シャンプーなどの日用品なども販売されています。このうち、食品メーカーのコーナーでは、担当者が牛乳やヨーグルトの安全性を説明すると、家族連れなどが試食したあと、地元のメーカーのものよりも割高な商品を次々に買い求めていました。中国では、経済成長に伴って、安全性や品質の高い日本の商品への注目が増していて、日系企業にとっては個別の商品やブランドイメージなどをいかに浸透させるかが課題になっています。主催した広東ジャパンブランド事務局の矢田部拓彦さんは「安全や安心といった日本のブランドイメージをPRして巨大な中国市場を切り開いていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB