IT大手のヤフーは、ネット通販サイトで表示している「おすすめ順」という商品のランキングについて、広告料が多い出店者の商品が上位になることが多くなる仕組みで、この仕組みを明示しなかったことは誤解を招いたとして、表示方法を変更しました。
ヤフーが表示方法を変更したのは、運営するネット通販サイトで商品を検索すると表示される「おすすめ順」という商品ランキングです。
会社によりますと、この「おすすめ順」は、広告料を多く支払った出店者の商品が上位に来ることが多い仕組みでしたが、広告料に基づくことを明示していなかったということです。
通販サイトでは、一般的に、運営する会社側が広告料を得ている場合はその商品について広告であることを表記していますが、ヤフーでは、こうした「おすすめ順」の仕組みの説明は別のページに表示していたということです。
このため、会社では、これまでの説明はわかりにくく誤解を招いたとして、「おすすめ順」の説明を検索ページと同じ場所にしたうえで、「サイトはインターネット通販のカタログであり、その一部についてはストアから広告料金をいただいています」という表示を加えたということです。
これについて、ヤフーは「お客様に対してわかりづらい表現であったことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB