29日、岩手県岩泉町の国道のトンネルで、車どうしが正面衝突して2人が死亡しました。警察は86歳の男性が運転する車がセンターラインを越えたと見て、詳しい状況を調べています。
29日午後4時すぎ、岩手県岩泉町釜津田の国道455号線の「早坂トンネル」で、乗用車と軽乗用車が正面衝突しました。
警察によりますと、双方の車に乗っていた、合わせて4人が病院に搬送され、このうち軽乗用車を運転していた盛岡市の会社役員、谷藤伸樹さん(41)と、助手席に乗っていた父親の谷藤弘さん(73)の2人が死亡し、後ろの座席の38歳の男性がけがをしました。乗用車を運転していた86歳の男性もけがをしました。
現場は岩泉町と盛岡市を結ぶ、全長が3キロ余り、片側が1車線のトンネルの中で、事故が起きたのは、岩泉町側から入っておよそ800メートルのところだということです。
これまでの調べで、乗用車がセンターラインを越えたと見られるということで、警察はさらに詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB