製紙大手の「大王製紙」は筆頭株主の「北越紀州製紙」との対立が続く中、29日株主総会を開き、北越紀州の反対があったものの、社長ら現経営陣の再任などが賛成多数で承認されました。
大王製紙の株主総会は愛媛県四国中央市にある四国本社で午前10時から開かれ、150人余りの株主が出席しました。
大王製紙は同じ製紙大手の北越紀州製紙が株式の21%余りを持ち筆頭株主となっていますが、業界再編などをめぐる思惑の違いから対立が続いています。
総会では北越紀州が佐光正義社長を含む9人の取締役の再任について反対しましたが、結局、会社側が提案した取締役13人全員の選任が賛成多数で承認されました。
両社をめぐっては、おととし12月に大王が発行した転換社債をめぐり、北越紀州が株価の下落で損失を受けたとして佐光社長ら当時の経営陣に損害賠償を求める訴えを起こしているほか、ことし4月には大王が両社の技術提携を終了させると発表し、これに北越紀州が反発するなど対立が一段と深まっています。
大王製紙の株主総会に出席した72歳の男性は「両社が少しでも仲よくできないかと思うが、根が深い感じだ。筆頭株主の影響力は大きいのでうまいつきあい方を大王製紙も考えてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB